大学時代の4年間、ドイツ料理レストランのホールスタッフとして勤務しました。
ドイツ人の料理長が腕をふるい、本格的なドイツ料理を提供していたレストランでしたが、同世代のスタッフも多く互いにフォローし合いながら楽しく働かせていただきました。
仕事をするうえで何より大変だったのは、何種類もあり、季節ごとに入れ替わるビールの名前と味の特徴などを覚えなければならなかったことです。
当時お酒が弱く、ビールを心の底から美味しいと感じることがなかった私は、プライベートでビールを飲むことは全くありませんでした。
そんな中で数多くのビールの名前と味を把握し、来店するお客様に説明しなければならないことは、ドイツ語の料理名を記憶するよりも難しく苦戦しました。
最初は全く覚えられず、早く覚えるよう怒られ続ける日々を過ごしましたが、
経験を重ねるにつれて自分なりの言葉でお客様にお伝えすることができるようになり、それが仕事のやりがいへと繋がりました。
外国人のお客様も多く来店されるお店だったので、色々な方と接客を交えたコミュニケーションをとることが出来た4年間の経験は、社会人になった今も私の軸となっておりアルバイトしてよかったなと思います。
お店で出会えたスタッフは、アルバイトを卒業してからも長く付き合える最高の仲間となりました。