花が好きで応募しました。初めのうちは、店舗での販売、鉢花関連の整理などから始め、徐々にアレンジメントや花束の作成。
最終的には、ブライダル関連の業務や仕入れまで行っていきました。
接客業の中でも、興味がある人が購入する場合には、詳しい知識や技術を必要としますし、センスも当然問われます。
当時は、花に関する書籍や花木の百科事典を読み漁ったり、家でも終わりかけの花をもらってきては、花束やアレンジメントの練習をよくしました。
花屋の仕事は、きれいで素敵な印象もありますが、よく言われるように手は冬でも冷たい水につけれうことも多く、花の仕入れ後の処理では、指が真緑になるほどでした。
ハンドクリームやら、ばんそうこうやら常に使用し、手肌がひどい状態になりました。
また、立ち仕事でしたので、足が疲れる人には寒い上につらい仕事かもしれませんね。
冬の時期は足元だけヒーターを入れて仕事していたことも思い出せれます。
花の水替え、水やりという当たり前ですが、コツコツと継続する仕事とクリエイティブな部分を味わえる楽しい仕事でした。
徐々に自分のデザインしたアレンジメントや花束が売れるようになり、常連さんがつくのはこの仕事の醍醐味ですね。
仕入れ部門の体験は、朝早いものの市場でのトレンドがいち早く取り込めることもあり、楽しいものです。
体力のいる分野でしたが。自分の仕入れた花、花苗が売れるのを実際に店舗で見ることが出来るのは楽しい経験だと思います。
花の業界も日々トレンドが入れ替わり、人気のデザインなどもあり、常に勉強が出来る場所だと思います。
トレンドやデザインなど今どきの話ばかりしましたが、もともと日本古来の華道についても、奥が深いところがあり、華道家さんやお教室へ通う方からお話を聞くのも大変学びが深いものがあります。
日本古来の習慣や風習などと花は、切っても切れない関係にありますから、毎日「へぇ。」ということも多い仕事です
。最終的には、お花を手渡したお客様のニーズをいかに形にするか、満足のいく商品を提供できるか。というサービス、接客業なのだと思います。