よくカラオケ店ってらくそうだねと言われます。ですが実際はとっても大変なんです。
私がいたところはオープン時は2人、お昼のピーク前にもう1人と3人体制でお店を回していました。
比較的新しい店舗だったのもあり、オープン前からお客さんがちらほら。オープン時間を少し過ぎた頃にはフロント前は行列です。
オープン時は2人しかいないので手分けして受付をし、その後頃合いを見てもう1人で受付できそうだなと思ったら厨房に戻り、
山のように溜まったドリンクのオーダーなどを作ります。
ドリンクだけならまだいいのですが、オープン時間が11時というのもあり、フードが通っていることもしばしばあります。
フロントが落ち着いていれば厨房に来てもらって手伝ってもらえるのですが、お客さんが途切れず来店している時は1人でなんとかするしかありません。
さらに、曜日によっては業者の方が食品などの納品に来られます。オーダーを作って、提供して、合間に検品です。
ホール内をバタバタ走り回ってやっと落ち着いてきたと思ったら、オープンから来たお客さんの退室時間。
この時間にはもう1人来て3人体制なのですが、退室のラッシュ、次の予約のラッシュ、オーダーのラッシュと全部重なるのでスタッフはみんな汗だくです。
この間オープンから3時間ほどなのですが、合間にトイレとドリンクバーのチェックも2・3回行きます。厨房をやるスタッフは本当に体力勝負です。
逆にフロントのスタッフはかなり頭を使います。
オープン前から1日の予約を確認して、機種や禁煙・喫煙、部屋の広さなどお客さんの希望に合った部屋を出来るだけ準備しなくてはいけません。
だからといって予約の時間までずっと部屋を置いておくと回転率が悪いので、オープンから来たお客さんの部屋を回したりします。
退室時間に合わせて予約を割り振りしていくんです。
突然のキャンセルや、遅れ、変更、事前にスタッフが予約をとった際の小さなミスなど、
それまで完璧に割り振ってあった予約状況をささいなことで一気に崩してしまうこともあります。
もちろん、受付のスタッフに非はなくても謝らなければならないこともあります。理不尽なクレームを言われることもあります。
そんな中でも全てのお客さんに気持ちよく帰っていただくためにも、受付のスタッフは瞬時に状況を把握し、行動しなけらばなりません。
大変なことばかりで仕事が終わる頃にはふらふらになることもありますが、やはりお客さんからのありがとうを聞けることが1番のやりがいです。